発達障害 親子サポート cocorosalon Aun BLOG

遠藤歩

腑に、落ちるまで。


私と子どもと発達障害と。Cocoro*salon~Aun~

 

腑に、落ちるまで。

 

火曜日あそゆかコラム、お届けです。

 

今週末のイベントに向けてただいま大忙し。

木更津市内の幼稚園保育園の子供たちが描いた

手作り灯籠3000個を

木更津駅西口の駅前通りに灯す

第二回木更津あかり祭~夜灯(ヨトボシ)~を開催します。

 

人と人、人と街をつなぐ

あたたかなあかりを灯したい。

そんな思いから生まれたイベントです。

お時間ありましたら、ぜひ、

3000個のあたたかなあかりを見に来てください。

 

当日に向けた準備で忙しい毎日ではありますが

日に日に冬へと近づく朝のきりっとした冷え込み

きれいな朝焼けと鳥のさえずり

澄み渡る秋の空の青と白い雲

夕暮れの濃いオレンジ、

夜のとばりの深くなりゆく藍の色。

 

日常のふとした「あぁ、きれいだなー」の瞬間を感じては

ホッとしています。

 

どんなに忙しい時でも

ふと立ち止まり、空を見上げ、自分の世界を感じてみる。

そんな小さな余裕は忘れずにいたいなあと、思います。

 

DSC_0016

これからは、トン汁の美味しい季節。

 

前々回のアンのコラムは主宰遠藤あゆみさんの

「死ねって言葉の重み。」でした。

 

こちらでも何度かお伝えしてきましたが、

私もわが子(特に長女)の言葉遣いにびっくりしたり、

驚いたり悲しくなったりすることが良くあります。

 

そんな年頃なのだろう、そう思っていても

日常的に

 

うざい

ムカつく

まじ殺す

死ねって感じ

ぼこす!(ボコボコに殴ったる、の意味らしいです)

 

そんな言葉が飛び交うと

非常に、非常に・・・・

心が痛みます。

 

おそらく娘は

誰かに対して

死ねという恐ろしいほどの怨念を持っているわけでも

心の底から殺したいとも思ってはいません。

 

その、言葉の・・・・・

インパクト?を使っているというのか。。。。

 

その言葉の、

おそらく世のほとんどの人(多くは大人)が感じるであろう意味や重みとは

全然違う重みで、それを使っているようです。

 

私は・・・・

その言葉の意味を、重みを知っているから、

そして、そう言われた時の心の痛みがわかるから

実際人が、命を亡くすことの深い悲しみや苦しみを知っているから

言うべきではない言葉だと思うし、

簡単に言ってはならない、そう自分で決めています。

 

だからこそ。

娘にも、分かって欲しい、

分かっているべきだ、と思っています。

 

なので、日頃から

言葉の使い方に対しては

都度都度、伝えてはいるのですが

 

子育ての面白い現象で

 

親がやめさせたいと思うほどに

子供はそれをさらにやる

 

のですね。

 

こちらが執着するほど、気にするほど

それはなくならないし、気にかかる。

 

子育て、子供とのコミュニケーションが上手でない私は

なかなか、お互いの思いのキャッチボールができずに

 

あ~、どうしたらわかるかなぁ~~~~~

 

と思っては右往左往する日々です。

 

 

ところが。

 

 

先日、次女がけがをしました。

とっても些細なことだったのですが

ソファに挟めた足を引き抜いた時の

抜き方が悪かったのでしょう。

 

パキッ。

 

と音がしました。

 

いつものように、関節がなったのだと思って

家族は笑っていたのですが

 

みるみる次女は涙目になり「痛い。」と。

 

よくよく見たら、足の小指があらぬ方向を向いていました。

 

主人に抱きかかえられて次女は夜間診療へ。

骨折でした。

 

いつものように、軽い口調で

その様子を茶化していた長女ですが

 

次女が主人と共に病院に行った後。。。。

もう寝る、と言って布団にもぐりこんだものの

眠れない様子。

しばらくその様子を伺ったところで

 

「怖かったんでしょう?」

 

そう聞いたら

みるみる長女は震えて涙をぼろぼろこぼし始めました。

 

 

怖かったね。

骨折するの、始めてみたね。

 

大丈夫だよ、お医者さんに行って、処置してもらうから。

治るよ。

 

怖くて私に抱き着いてきた長女の背中をなでながら、

よしよし、しながら・・・・・

 

「Mちゃん、分かるかなあ。

 人がけがをするって、こういう事なんだよ。

 怖かったよね。

 

 わかるかなあ。

 誰かを殺すとか、死ねって言ってしまうことの意味。

 

 小指一つを折ることだって、

 ほんとに起きるとこんなに怖いんだよ。

 

 死ねとか、殺すって

 すごく怖いことだよね。」

 

泣きながら、長女は小さく、うんうんと頷いて

落ち着いたところで

 

「あぁ、すっきりした。」

 

ストンと寝ました。

 

DSC_0009
子供用の小さな松葉杖。

 

きっとこの時が長女にとって

 

いろんな意味で

 

腑に落ちた瞬間

 

だったのだろうと、思います。

 

人がけがをすることの、本当。

人の体は本当に傷つくんだ、ということ

けがをするのは、傷つくのは、怖いんだ、ということ。

とてもとても痛くて、見るのも辛いのだ、ということ。

 

死ねとか、殺すということの

怖さが、彼女自身で想像できた瞬間、

だったんだろうな、と。

 

この日以来、彼女の言葉遣いは、

それまでよりもぐっと、落ち着きました。

 

腑に落ちる、ということ。

自分の体験として、経験として

自らの気付きとして、分かる、ということ。

 

これなくしては、子供はきっと育たないのだなあと

 

この出来事を通して、私も実感しました。

 

そう・・・・

 

言葉は丁寧に、とか

人に優しく、とか

ちょっとは言われた方の気持ちも考えなさい!とか。

 

それは、

私たち大人は

 

自らの体験を通して、

腑に落ちた経験があるからこそ

 

そう思うし、そう伝えられるのですよね。

 

誰かの言葉が胸に突き刺さって苦しかったことや

自分の言った一言で誰かが泣きそうな顔をしてしまったこと

意地悪をして誰かの心を痛めてしまったこと

その時感じた気まずさ

 

そういうものを、自分の経験として知っているから

それはすべきではないと、自分に課すことができているんです。

だからこそ、わが子にも、伝えられるのですよね。

 

優しくされたい自分の本音を、知っているから。

 

もちろん、そんなこと、分かって当然でしょう!?

と言いたくなる方がいることも、承知しているけれど。

 

自分で経験しないことには、分からないことが

人によって、たくさんたくさん、あるんだと、思います。

 

そう、きっと、私だって。

まだまだ、言われたことがわからなくて

体験して初めてわかることが、これからの人生でも山のようにあるはずです。

 

親の気持ちが、親となって初めて、分かったように。

 

腑に、落ちるまで。

 

 

親だからこそ、伝えたいこと、分かって欲しいこと、

たくさん、ありますね。

傷つく前に

怖い思いをする前に

ひどい目を見る前に

 

気づいてよ、ちゃんと迂回してよ、

できるだけ、痛い思い、しないでよ。

 

そして

 

どうかどうか

 

誰かをたやすく傷つけないで。

 

どうかどうか

 

あなたが傷つくことが、出来る限りないように。

 

 

そう願います。

 

でも。

 

わが子が自分の人生という経験の中で

たくさんの腑に落ちる瞬間を

私たちは見守ることしかできない面も

実は、たくさん、あるのだろうと思います。

 

とっても、じれったいし、

とっても、もどかしいし

できることなら先回りしてしまいたいし、

時にはとっても、厄介だけど。

 

転んで、痛い思いして、痛感して。

気づいて、立ち上がれ、

そして、大きくなれ。

 

腑に、落ちるまで。

 

わが子のその時を信じて。

わが子なら、きっと大丈夫だと、信じて。

 

今日も素敵な一日になりますように!

 

あそ ゆか

 


cocorosalon Aunは「親支援」をすることで「子育て支援」につなげる活動をしています。
子どもが発達障害であってもなくても、子育てには悩みが付きもの。
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